最高のラブレター(求人原稿)の作り方

〜ラブレターのような求人広告を書く3つのSTEPとは?〜
STEP.1 ラブレターを書く相手をイメージする
まず大切なことは「誰にラブレターを書くか?」です。
求人広告を見ると多くの広告は「誰宛てのラブレター」かがわからない、または「誰でもいい」といった状態です。
「学生もフリーターも主婦もシニアも、みーんな大・大歓迎♥」なんて広告は、渋谷の交差点のど真ん中で「だれでもいいから俺と付き合ってくれ~~」と絶叫しているようなものです。
そんな告白では誰も本気で見向きしてくれませんし、付き合ってくれたとしても本気で愛してくれません。
まずは大切なことは『意中の人』がどんな人かのイメージを固めることです。
◼︎意中の人をイメージする方法
「この人がいてくれて助かる」と思う『職場で頼りになる人』を3人あげてみます。
もしそんな人がいなければ理想の人を有名人に例えてあげてみます。
MCの中居くんやドラマの北川景子さんみたいに仕切れる人、綾瀬はるかさんや出川さんみたいなムードメーカーなど、イメージが頭に浮かぶ状態にします。
そうすれば、どんなラブレターを書けば彼らにつたわるかな?と思えますよね。思いを伝えたい人を具体的にすることが、この後非常に大切になってきます。
STEP.2 相手に自分のアピールポイントをしっかり伝える
ラブレターは、もらった相手が「キュン♥」とするから、見知らぬあなたに対して恋が芽生えることもあるわけですよね。
そのためには「このラブレターを出したのは誰か?」をガッツリ主張する必要があります。
ただ多くの求人広告にはその記載も少なく、「あなた誰?」というキュンともしない状態です。これではあまりにももったいない。ちょっとおこがましいくらい、自分のことをアピっとかないと伝わる思いも伝わらなくなります。
「とはいえ、アピールできるところが見当たらない」という方もいたり、過度の自慢をアピールと勘違いして「俺、社長のボンボンで、金持ってるし車もBMやで」という、札束で往復ビンタしようとする『コンパで滑る男子』な求人広告になっては元も子もありません。
いいアピールをするにはしっかり自分の魅力を知っておくことが必要です。
◼︎自分の魅力を正しく理解する方法
ここは従業員の方、特に活躍している人に「なぜここで働いているか?」を聞いてみましょう。求人広告は会社の自慢大会を競う場ではなく、その仕事や職場にぴったりの人に応募してもらうためのものです。
なので、従業員の人が「ここがいい」と感じるところが御社の魅力です。これをしっかりアピールポイントとして伝えましょう。
STEP.3 ちゃんと口説く
意中の人を見つけて、自分のアピールポイントを見つけて、しっかり伝えたら藤井フミヤのウインク並みに100%恋の花が咲くか、というとそんなことはありません。振られることも多々あります。
「求人広告は水もの、振られるのも時の運」とあきらめる方もいらっしゃいますが、ちょっと待った!
そのラブレターに不備はなかったんでしょうか? しっかりタカさんチェック!をしないとだめです。
現代の求人広告はほとんどがネット化されていて、求職者への情報提供はGoogle・indeedなど検索ツールのAIやデータアルゴリズムが行っています。
特にGoogleのBERTアップデート(「BERT(バート)」と呼ばれる人工知能ベースの自然言語処理技術を採用したGoogle検索システムのアップデートのこと)以降、検索結果は『利用者の意図』を汲んだコンテンツがマッチング対象になっています。
つまり、ちゃんと文章や画像が伝わる形で求人広告に収まっていないと、検索エンジンが求職者へ情報を伝えてくれなくなっています。
求職者へ採用情報を訴求するにはラブレター(求人原稿)をどう作るか、ここが大きなカギを握っているのです。
◼︎意中の人をちゃんと口説く方法
ラブレターの書き方には基本的な国語力が要求されます。
・誤字脱字をなくす
・読み手がわからない省略語を使わない
・句読点をちゃんと打つ
・文章を長く書きすぎない
など、『意中の求職者』が読んでよんでわかる文章を丁寧に書くこと、これが最重要です。
また、画像(写真)や動画で伝えるという方法も有効です。ただし車の後部座席いっぱいにバラの花を敷き詰めるような過剰な演出は『ドン引き』されます。下手でもいいから「リアル」な想いが伝わる、そんな内容にとどめておきましょう。
最後に
働くということは人と職場の出会いです。
うまくいくかどうかは、お互いの相性がマッチするかどうかにすべてがかかっています。
まさに『心のこもったラブレター』のような求人広告で意中の相手に想いを伝えられれば、最高の採用が実現できるのではないでしょうか?
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