CANTERA NOTE

CANTERAアカデミーでの1年間で感じた「CANTERAの魅力」

CANTERAアカデミーでの1年間で感じた「CANTERAの魅力」

皆様、こんにちは! 8期卒業生の澄川です。

私は2020年4月に8期の講座に参加しました。そして「なんてすばらしい場なんだ!」とCANTERA(カンテラ)アカデミーのファンになり、「この人たちともっと関わっていたい!」と思ったことから、運営に参加しました。

新型コロナウイルスの影響でリアルでの講座が難しくなり、Zoomでの講座に移行してから1年ほどが経過しました。結果的には、この変化によって、大阪からでもお手伝いをさせていただくことができました。苦難の時期ではありますが、いただいたご縁に感謝しています。

この1年間、各講座に卒業生サポーターとして参加したり、講座の一部を担当したり、エニアグラム勉強会を企画して提供するなど、多くの貴重な経験ができました。

今回は、カンテラファンの一人として、運営に1年間関わって感じたこと、得られたことなどをお伝えできればと思います。

そう、今回の記事は、澄川の個人的な感想と、カンテラアカデミー運営チームへの勧誘でもあります。長文になります。すみません。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひカンテラを受講し、卒業生として運営にもご参加いただければと思います!

 

なぜカンテラを受講したのか?

カンテラに参加した目的を簡単に申し上げますと、

「東京の人事マーケットで許容される人事講座の実態に触れ、自分の人事としてのレベル感や強み弱みを検証し、将来に活かしたい」

ということでした。

私はもともと、リクルートグループの人材紹介会社でIT業界向けの法人営業を担当し、そこから医療機関向けの電子カルテの会社に転職しました。その後、医療業界を対象に「医療×IT×採用」というコンセプトで経営コンサルタントとして独立し、複数の医療機関で「事務長」という医療機関の管理部長のような業務に携わっています。

もっとも「事務長」といっても、小さな組織ですから、実際には「何でも屋さん」。売り上げを大きくし、経費を抑え、リスクを減らし、問題を解決するのが仕事です。
小さな組織で一人目人事になった方にありがちなことかもしれませんが、次から次へと発生する人事トラブルに翻弄される毎日で、社会保険労務士や会計士、ときには弁護士といった専門家と連携しながら、業務に忙殺される日々でした。

そんななかで、情報収集やネットワーク拡大のためにTwitterを始めたのですが、そこには「我こそは人事/新卒採用/中途採用のスペシャリスト!」と情熱的に情報を発信する人がたくさんいました。

有名企業や老舗企業でめざましい実績を出した人が、自分を売り出すために、積極的に意見を発信している。そして、反応している人がたくさんいる。

実力ある人達が、さらに意見を交わして成長を促しあっている。

彼ら彼女らの発信は、自信と刺激に満ちています。自分が学ぶべきことが次から次へと出てきてものすごく勉強になる反面、自分の力不足や経験不足も感じました。

・今までは無我夢中で目の前の仕事に向き合ってきた。
・このままずっと、ただガムシャラに動くだけではいけない。
・自分の立ち位置や価値、強みや弱みをしっかりと把握しなければ。
・学びの場に身を置いて、成長しなければ。

そんな危機感を持っている時に、Twitterでカンテラ代表の堀尾さんに出会い、カンテラアカデミーが初めて大阪で開催されることを知りました。

「おー! 堀尾さんとつながってすぐに大阪で勉強会があるなんて。これは何かの縁だ。行くしかない!」

この意思決定が、後々嬉しいつながりを広げてくれました。グッジョブ!

 

カンテラの魅力は、講座だけではなかった!

実際にカンテラに参加すると、講義自体がとても興味深いものでした。

「成長企業が大事にしてきたこと」「レガシー企業とベンチャー企業の性質の違い、人材に対する扱いの違い、時代の変遷」「マネジメントのトレンド推移」など、経営と戦略人事の文脈において様々な面からの考察があり、非常に有意義なものでした。何より、自分の不勉強さに震えましたね。

当時の講座も現在お手伝いしているベーシックの講座も、それぞれに魅力や方針があり、1年間のお手伝いを通してその変遷にご一緒できたことも大きな財産でした。

そして、掲題になります。

「カンテラの魅力は、講座だけではなかった!」

カンテラアカデミーへ学びに来るのは、主に人事担当者、人事責任者、役員層、そして人材系のサービスを提供していて顧客の人事業務を学ぼうとする人たちが中心です。
それ以外でも、カスタマーサポートや営業の責任者の方がマネジメントの研鑽に来るケースもあります。

こうした参加者の皆さんに見事に共通するのが、

・自分の関わるチームが改善することを願っている
・自分がどのように会社に貢献するか、常に考えている
・人事として、人を大切にする
・人事としての在り方にこだわりを持っている

などの要素です。

何が言いたいか? といいますと、真面目で向学心のある素晴らしい人がたくさんいて、学びあいの空気が素晴らしいということ。

「ここにいる人たち全員が好意と応援のカタマリじゃないか!」と感じる場面なんて、そう何度も出会えるものではありませんが、1期5回の毎週の講座で何度も出会うことができたのは幸福な時間でした。

素晴らしい仲間と出会えること、これもカンテラアカデミーの魅力です。

 

人事の仲間同士で自分の背景を共有しながら相談できるって、こんなに安心と成長につながるんだ!

仲間との出会いは幸福ですが、やはり学びに繋がらなければ価値は半減します。

そういった意味でも、カンテラの素晴らしさは特筆すべきものでした。
カンテラ講座内では、1講座のなかで2回程度、Zoomのブレイクアウトルームに分かれてチームごとのワークがあります。このワークでの共有が実に奥深いんです。

5回にわたってメンバー同士がワークを繰り返すことで、毎週1回、チームでグループコーチングをしているイメージです。自分の背景や悩みを知っている仲間と利害関係なく話し合い、アドバイスし、事例を共有できること。これもカンテラアカデミーの魅力です。

・安心・安全の場ですね!
・こんなに心理的安全性が担保された講座があるなんて!
・単なる座学ではなく、他社のスペシャリストと学び合う時間が成長につながりますね!

などなど、参加者の方々からの声も毎回とても嬉しく聞いておりました。

 

人事の悩みはボスマネジメントと他部門連携と部下マネジメント

そんな素敵な参加者の集まりであっても、もちろん人事は悩み多き業務。困難は尽きません。

「こんな場合どうしてますか?」「こういう取り組みは奏功しましたよ!」などのコミュニケーションがありながらも、やはり人事パーソン共有の悩みは「経営陣とどのように協業するか」「人事が自社を改善するにはどのようにアプローチすればよいか」「人事の立ち位置と、現場からの認識がズレていて意思疎通が難しい」など、やはりボスマネジメントや部門・人事マネジメントがメインの話題になっていました。

社内で課題に突き当たると、どうしても目の前の「NO!」を表明している人への対策で頭がいっぱいになりがちです。そこに力関係が存在すれば、さらにプレッシャーも感じることでしょう。

そういったなかでも、他社の仲間と学びあい、アドバイスしあうことで、新たな突破口を見つけたり、社内の力学に対する視点を切り替えたりしながらボスマネジメントに取り組んだ若手メンバーもいました。

ボスマネジメントに苦労しまくっている仲間がわんさか集まっている講座。そんなところも、カンテラの魅力だと思います。

 

自分になかった視点を得てリフレーミング(再定義)する

岡目八目 (読み:おかめはちもく)という言葉があります。

「当事者よりもはたで見ている者のほうが物事の真相や得失がよくわかり、的確な判断ができることのたとえ。」(コトバンクより)

私たちは、目の前の制約条件(特に人物との合意不能状態)に直面した時、本質的な解決ポイントよりも人間関係のほうにストレスを覚えがちです。

カンテラに参加し、限られた時間のなかで本質的に絞り込んだ課題を共有した時、仲間は本質のみと向き合って答えを出してくれるようです。

「自分ごとではないからこそ、冷静で的確な判断ができる」という仲間たちに囲まれて、自分がとらわれている課題をリフレーミングする。課題を再定義することで軌道修正し、仕事を前に進めるきっかけを得られた人も多かった印象です。

人事の知見を学びながら、仲間に出会い、助けられ、現場の仕事が前に進む気づきまで得られる講座。これもカンテラの魅力だと思います。

 

番外編:子供の乱入にみんな優しい! 働き方の変化と学びの多様性

新型コロナ時代になって、カンテラアカデミーはリアル開催からZoomへと移行しました。

ちょうど私が受講していた8期のころにリアルからZoomに移行したのですが、それにともなって嬉しい変化がありました。

それは、受講者が広がったことです。日本だけでなく海外在住の受講者や、産休・育休中の受講者がたくさん参加しています。テレワークも広がり、講座の中で子供さんが参加者の方の膝に乗ってくるようなケースも何度もありましたが、皆が優しい目で見守り、コメントなどでもフォローすることで、受講者全員の学びを妨げないよう支えあっていました。

リアルの講座であれば、こういった機会はまず存在しなかったことでしょう。参加者の皆様の魅力がまたひとつ明らかになるできごとでした。

 

最後に

いやはや、長文にて失礼しました。

ただひたすらにカンテラに参加して嬉しかったこと、素晴らしいと感じたことを書き連ねてしまいました。

ここに書いた内容は、あくまでカンテラの魅力の一部になります。

堀尾代表や運営の越前谷さんだけでなく、講座5回の各講師の皆さまがとても素敵な人達ばかりです。卒業生有志による卒業生コミュニティの運営、講座受講中のメンバー同士での自発的な勉強会や、有志による勉強会、私のエニアグラム勉強会に参加いただいた卒業生の方々……。数え上げればまだまだ素敵な魅力がたくさんあります。

ぜひ、ご興味ある方はカンテラにご参加ください。そして、できれば運営にもご参加ください。

会社の枠を越えた仲間と、これからも学びあいながら。前向きな場で、幸せなキャリアと人生に近づきませんか。

これからもよろしくお願いいたします。

Written by

Hiroshi_Sumikawa
CANTERA ACADEMY8期卒業。 EC系ベンチャー立ち上げ参画→リクルートキャリア→電子カルテベンダー営業所責任者等を経て、株式会社リソーシズを創業。医療業界で経営コンサルタントとして活動し、事務長として複数の医療機関で経営支援を行っている。 人事コンサルティングでは、主に人間関係トラブルやマネジメント問題に対応。性格類型分析のエニアグラム心理学をベースに経営層/メンバー間の認識ギャップや意思疎通の改善を行い、その後は中長期で組織が活性化するよう、人員体制見直しや管理・教育制度の支援を行っている。
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