フリーランスとしてはじめて過ごした1年。初めての経験で得た学び

2021年、多くの方々との出会いと、自分にとって初体験の機会に恵まれ、学び多き一年となりました。
「初、初、初」
2021年はなんといっても、会社員をやめてフリーランスとして初めて丸々一年間を過ごした年になりました。
私は2020年10月に、それまで勤めていた会社を退職し、転職ではなくフリーランスとして、人事の領域でさまざまな会社の人・組織の課題解決をご支援する仕事を始めました。
初めて、本格的に自分のお客様を持ち、
初めて、自らが最終責任者となってお客様組織の課題解決をご支援し、
初めて、成果への対価を、勤める会社にではなく、自分個人にいただきました。
とても手触り感のある仕事が多かった―これが独立した目的です。
しかし、完全に個人(独り)での活動ばかりであったかと言えば、そうではありませんでした。多くの仲間に恵まれました。今まで私が想像したことのない、初めて知った生き方やキャリアの方々がいらっしゃったのです。
そんな方々と、ほぼ初対面にも関わらず同じクライアントのプロジェクトでご一緒し、お互いの特徴を補完し合いながら成果を導くという体験をしました。
取り組んだ仕事の内容も、
・ワークショップの企画とファシリテーション
・病院や発達支援教室など、未知の組織に対する人事制度導入やチームづくり
・100人以上のマネージャーへの評価者トレーニング研修実施
・カンテラでの人事コンサル実践講座のコンテンツづくりとトレーナー
・カンテラ人事戦略クローズグループでのファシリテーター
などなど、いずれも初挑戦。
これら多くの初挑戦の機会をくださったお客様や仲間には本当に感謝しています。
「初」の中にある学び
今まで自分がやったことのない体験を初めてするということは、頭で理解し知っていること(Knowing)と実際にできること(Doing)のギャップを埋めるということです(Knowing-Doing Gap)。
これまでも書籍やセミナーや伝聞などで、自分なりのインプットはしていましたが、実際に自分が実践するとなると、「まだできない自分」を「できる自分」に仕上げて臨む必要があります。
そのために、知識や情報を総動員し、
・そもそも解きたい課題は何なのか?
・果たしてこの方法は、この課題の解決策として筋が良いのか?
・受け手/ユーザーはどういうメンタリティでいるのか?
などなど、多くの要素を鵜の目鷹の目で検証し、さまざまなケースに備えることが必要です。
そして、実践に耐えうるよう、自分の言葉や台本として明瞭にアウトプットしておくことが大事なのだと実感しました。
こうした思索と実践を通じたTry&Errorを通じて、Knowing-Doing Gapが埋まっていく。そう考えると、初体験とは何よりの自己成長の機会であると感じられます。
2022年はどんな初物があるのだろうか?楽しみながら臨みたいと思います。
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