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大事なのは「興味があることに手を伸ばす姿勢」。育休中のアクションから実現できた「新しい働き方」

大事なのは「興味があることに手を伸ばす姿勢」。育休中のアクションから実現できた「新しい働き方」

私は、妊娠期に転職したベンチャー企業のひとり人事として働き、第一子を9月に出産。翌年の5月に復帰したため、育休期間が6か月しかなく、初めての育児、保活でバタバタしましたが、いま振り返ると、第一子育休中は育児に向き合った育休でした。それはそれで充実した育休でしたが、その結果、育児→仕事への切り替えや両立がうまくいかず苦労したのです。

だからこそ第二子の育休中は「育休中に普段できない経験をし、充実した育休を過ごすことによって、即戦力で復帰できるようにしよう」と考えました。
第二子妊娠中から育休中にやりたいことの情報を調べ、興味があること片っ端からやってみた結果、私はフルリモートで地方移住という新しい働き方を手に入れることができたのです。その経緯を振り返りました。

 

第二子妊娠が発覚。育休中のプランニング開始!

第一子育休後復帰の時、赤ちゃんとの生活から一変し頭がついていかず、子育てと働き方の両立が落ち着くまでに時間がかかりました。だからこそ、第二子育休中は、「育休中に普段できない経験をし、充実した育休を過ごすことによって、即戦力で復帰できるようにしよう!」と心に決め次の3つのことを軸に育休に入りました。

その1:育休コミュニティに入って、子育てや共働きの情報を得る
第一子を出産し4年。育児情報をアップデートするために育休コミュニティでいろいろ情報交換したいと思ってました。

その2:学びたいことを学ぶ
仕事がなく、こどもも寝る時間が長く、第一子で子育ても慣れてる。育休ってキャリアのアップデートをするには最高の機会だ!と捉えました。

その3:副業をする
いつか福岡に移住するときには、人事フリーランスとして働いていけるのかということをこの機会に試したいと考えました。

 

その1:育休コミュニティに入って、子育てや共働きの情報を得る

2つの育休コミュニティに加入したほか、ある団体のイベントにも参加しました。

1.MIRAIS
実は妊娠前から、人事で繋がりある方のFacebook投稿を見て、ずっとチェックしていた団体です。
本当にいろんな経験ができ、素敵な仲間がいました。
・共同で育休本の編集→出版
・内省の勉強会や登壇
・広報
・組織開発 などをお手伝いしました。

2.ikumado
ネットで検索して加入したコミュニティです。先のMIRAISは育休取得者限定のコミュニティなのに対し、育児というキーワードでこどもの年齢を限定していないコミュニティなことに興味が湧きました。
・コミュニティ運営
・イベント登壇 などを行いました。

3.MAMAtivity(イベント参加)
こちらはインスタグラムでたまたま見つけ、「ママとこどもの幸せな卒乳・断乳」というイベントに参加。それから定期的に面白そうなイベントに参加させていただきました。

その2:学びたいことを学ぶ

育休中に学んだことをまとめてみました。

・2020年1月~3月 CHRO講座
こちらはまだ育休入る前に知り合いの人事の方に紹介されて通った講座。ベンチャー起業一人人事で経営陣との距離が近く、少しでも経営陣の力になるため通いました。

・2020年5月 グラレコ Twitterでお友達が紹介してるのを見て、わかりやすく議事録を取れる能力をつけたいと思い、1日限定のセミナーに参加しました。

・2021年1月 コーチング 通ったCHRO講座から応用編ということで受けた講座。当時キャリアコンサルタントだけでは物足りなさを感じ、コーチングを手軽な金額で学べるということに魅力を感じました。

・2021年2月~4月 ProjectMint
子どもたちが受けるかもしれない21世紀型の教育を、ミネルバの卒業生から教えてもらえることに魅力を感じて参加しました。MIRAISでワークショップをやってもらって、面白いと思ったことがきっかけです。


その3:副業をする

副業を3つほど経験しました。

1.CHRO講座の事務手伝い
卒業したCHRO講座のコミュニティでたまたま募集があり、私が受けていた講座がどう形作られているのかに興味があり、お手伝いすることにしました。
2.大学講義登壇
こちらは長らくプロボノでお世話になっていたところで、縁あって大学生へ向けオンラインで講座の講師をさせていただきました。
3.ママボノという団体でプロボノ活動
プロボノに興味があり、NPO団体のオフライン研修からオンライン研修変更支援させていただいた結果、サステナビリティにとても興味が湧くようになりました。


一連の経験は自分にとってどういう経験になったのか。

興味があることに飛び込むことにより、経験をするチャンスに恵まれ、一つ一つは点であったが、新しい働きかたに繋がっていきました。
コミュニティの中で特に今後も大事になると思った経験は、1人であるよりも仲間とやりたいことをやった方が背中を押してもらえたり、得意を活かしフォローしてもらえることによって、自分が見えていなかった景色が見えるにつながっていくというかけがえのない経験でした。そのことを通して、これからやりたいことがより輪郭がはっきりしたのです。

育休時のアクションから「新しい働き方」につながった

現在、私は千葉から福岡に移住し、フルリモートでAllPersonalのCPOとして活動しています。この新しい働き方を実現できたのは、育休中にCHRO講座に通ったことがきっかけでした。その後副業の募集が公にあった時に真っ先に手を挙げたことでお仕事をさせていただくことになり、その中で改善提案を繰り返したことが最終的にフルリモートで社員として地方移住を叶えながら自然豊かな場所で子育てをする働き方に繋がったのです。

大事なことは、まずは自分の興味あることに手を伸ばしてみること。そこで得られた経験を糧にできることが次へのドアを開くことを経験をもって改めて強く認識することになりました。

私自身が体現者として、『キャリアチェンジを目指す人にチャンスと変革を』ということを弊社でも地域でも拡げていけたらと思っています。

 

 

 

 

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