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サラリーマン気質で意志を持っていなかった私がパラレルワークを始められた変化の過程

サラリーマン気質で意志を持っていなかった私がパラレルワークを始められた変化の過程

コアメンバーとして多岐にわたりCANTERAサービスに関わってる青木祐利さん。2021年は、パラダイムシフトの年となりました。サラリーマン気質で意志を持っていなかったと過去を振り返る青木さんに起こった変化とはじまりの1年を振り返ります。

 

やりたいことを応援しあう友達から同僚へ

このインタビューの前提として、まずは青木さんとインタビュアーの小関の関係をお話ししたいと思います。(普段はお互いゆりちゃん、みぽりんとあだ名で呼んでいます)

2020年~2021年にかけお互い第二子育休中で、彼女と出会ったのは育休コミュニティでした。

そのコミュニティは自分がやったことのないことでも仲間と一緒に挑戦していくサークルみたいな感じで、育休コミュニティの中でも一風変わっていました。彼女とは興味関心領域が近く、コミュニティの組織開発や内省のワークショップを企画運営していたことから、短くも濃い時間の中でお互いのことを知り、やりたいことを応援しあう友達になっていったのです。

だからこそ、彼女のやりたいことは弊社が役に立てると確信して、まずは副業から体験してもらい、社員として働いてもらうまでになりました。

――青木さんがパラダイムシフトのきっかけはどんなものでしたか?

今まではサラリーマン気質で意志を持っていなかったなと感じてます。KPIが設定されてて、自由度があるようでなく、0→1もありませんでした。自分が求められているものに対して自分がどう応えられるかがすべてだったのです。

でも、第二子の育休で「自分の好きなことをやる!」と決めたのです。

それが、保育士とベビーインストラクターの資格取得です。取得を決めた理由は、一言で言うと学習欲と直感!でした。
子育ての知識を総合的に学びたくて保育士の資格取得を考えました。

ベビーインストラクターは、長女の子育ての際に受講していたもので、科学的な理論が後ろにある上で、子どもの個性を見てくれ、3年後にこうなるよと言われてたことが現実で起こったから確信が持てたことにより、インストラクターとして資格を取ることによって学びを深め、あわよくば副業なればいいかなと思ってのものでした。

やりたいことに手を伸ばしたことによって、様々な人に本当にやりたいことかと聞いてもらえたこと。どんなことしたいの?と聞かれたことによって、やりたいこと周辺のアイディアをもらえたということもあります。

特に、親子関係から自分を見つめる講座の中で先生から、「どういう人生を歩みたいか?どうしたら活力が沸くか?」の質問は、意思決定する際の感情を殺し、あるべき論で考えてしまう私にとっては最初応えに詰まる質問でした。

しかし、問われたことによって考え、答えを出し、進む方向に一歩踏み出せるきっかけを与えてくれました。

――はじめの一歩はどう踏み出しましたか?

SNSでの投稿などで発信するうち、内容に関して周りが聞いてくれたり、いいたいことのイメージ化をしてもらえると褒めてくれるようになりました。最初は信じられなかったけれど、得意なのかも?と思い、育休コミュニティの中でプロトタイプとして色々試してみることにしたのです。

コミュニティの仲間に助けられ、お片付けや子供向け講座の開催、子育てラジオ発信、手帳の作成、イベントの登壇などをしていくうちにSNS以外の発信することにも慣れていきました。

――はじめの一歩を踏み出して、2021年捨てたもの・得たものはなんですか?

捨てたものは、今までの人事経験としての採用の実績や、年収、プライドです。

インカムは減ったけれど元気になり、チャレンジしてみようと思う気持ちが強くなり、ヘルプを出して助けられる人を見て人に頼れるようになったことが得たものです。1人で頑張らなきゃと思ってたプレッシャーから解放され、仲間がいてくれることで人生が豊かになると感じられるようになりました。

――2022年はなにをしていきたいですか?

2022年は、行動を積み上げる年だと思ってます。
失敗を恐れずに行動し、体感を伴う感情や学びをシェアしてよいエネルギーを産んでいきたいと思います。

 

大海に飛び出した彼女に、はなむけの言葉を

青木さんは非常に保守的で合理的な考え方をする人なので、察するにこの一年足が震えてしまうようなチャレンジを頑張ってきたんだと思います。

出会った当初、私からみたら指導者として十分な知識量を誇っているのに、アウトプットとする時自信なさげなのが不思議なくらいでした。私の役割といえば、背中を押したり、見守るくらい。パラダイムシフトを起こせたのは彼女が行動を起こしたからです。

自分の原体験を活かし、なりたい自分になる人を増やしていく青木さんの次のステージを、私も楽しみにしています。

 

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